神戸の子供服屋、hananokiのママさんと知り合ったのは、36年前の7月だった。
子供が生まれたら、ここのお店の服を着せたいと思っていた憧れのお店でもあった。
お店にディスプレイしてある、ため息が出るほど可愛いベビー服に見とれていると、
ママさんが「何かさがしてるの?」と声をかけてくれた。
私は「このサイズじゃ、もう来年は着せられないし、
当の本人は(赤子ゆえ)覚えてないし、どうしようかな?」と言ったら、
「何言ってるの?着せてあげなさい〜。
本人、分かっているから、写真に撮って残せばいいのよ」とアドバイスしてくれた。
買って帰って娘に着せたら、その時しか着せられないジャストサイズで可愛いかった。
それから、お店に通うようになった。ママさんと色々な話しをした。
子供服屋さんなので娘が大きくなってからは、いつしかお店に行かなくなってしまった。
12年前に、お店の裏のカフェでママさんにバッタリ会った。
その時に「パリとニューヨークには行きなさい〜。」とアドバイスしてくれた。
その後、私はあまり神戸には居なかったのでママさんに会う機会もなかった。
そして、今年の初めにママさんのInstagramを偶然見つけてこっそり見るようになった。
会いに行こうと思っていたら、外出自粛と緊急事態宣言で
お店が休業していて会いに行けなくなっていた。
続く…。